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理想の開業地は都心?郊外?診療圏調査から分かる判断基準

はじめに

勤務医からの独立を考え始めるとき、コンセプトと共に頭をよぎるのは「どこで開業しようか?」という開業地ではないでしょうか。 開業地でまず浮かぶのは、都心か郊外か。 開業エリアの絞り込みは、診療圏調査をより具体的に評価していく為にも、クリニックのコンセプトを決定していく為にも、より重要となるでしょう。 理想の開業地を見つけて行く、判断基準をご紹介致します。

都心開業?それとも郊外?

都心で開業は、人口が多いので集患力は高いが、競合診療科は多い。 郊外で開業は、人口が少ないので集患力に乏しいが、競合診療科は少ない。

都心開業のメリットは郊外開業のデメリットにもなり、郊外開業のメリットは都心開業のデメリットになるという関係性にあります。 理想の開業地を探し出す基準は、自らの診療ビジョンが実現可能かどうか。 コンセプトを固めて行くうえでも、開業エリアの特性を理解しておくことは重要と言えるでしょう。

都心開業のメリットとデメリット

都心で開業した時のメリットとデメリットを見ていきます。

理想の開業地は都心?郊外?診療圏調査から分かる判断基準

都心開業のメリット

● 利便性がよい

● 人口が多いので、集患が見込める

● ドクターやスタッフも集まりやすい、通勤し易い

都心開業のデメリット

● 人件費・賃料が高い(固定費が高くなる)

● 競合が多い

● 診療圏が狭い

人口が多いので集患力はありますが、競合診療科が多いため、他との明確な差別化を図る必要があります。 ドクターの専門性などで他との差別化を図れるのであれば、都心開業を成功させる可能性は高まるでしょう。

人口が多いことで、集患力に長けていると共にスタッフも集まりやすいとも言えます。 しかし人件費や賃料といった固定費は高くなる傾向にあります。

郊外開業のメリットとデメリット

郊外開業のメリットとデメリットを見ていきます。

理想の開業地は都心?郊外?診療圏調査から分かる判断基準

郊外開業のメリット

● 人件費・賃料は都心に比べると安い

● 競合が少ない

● 診療圏が広い

郊外開業のデメリット

● 利便性はよくない、車(駐車場)が必要

● 人口減少が予想され、集患が難しくなっていく

● ドクター・スタッフが集まりにくい

● 通勤・生活は不便

● 医療メーカーが遠方となる可能性が高い

診療圏が広く、競合診療科が少ない一方で、人口減少が見込まれるので集患力がキーとなるでしょう。 人件費などの固定費も、都心開業に比べると安価となります。 人口減少が見込まれているので、スタッフも集まりにくい傾向にあり、通勤するにしろ生活していくにしろ、都心に比べると不便な部分があります。

郊外での開業には駐車場は重要度の高い事項ですので、賃貸であれば近くに専用の駐車場を確保する、戸建開業であれば、駐車場の併設は必須と言えます。

都心に比べると郊外のクリニックに対する医療メーカーの営業所等は遠方となる可能性があります。 医療機器の故障などの対応に時間がかかることも頭に入れておかなければなりません。

診療圏調査の必要性

「診療圏調査」とは、1日にどれくらいの来院患者が見込まれるか、競合する診療科はどれくらいの距離に開業しているか、などを総合的に判断する、クリニックを開業する前に行うべき調査と言えます。 都心か郊外かと開業エリアを絞り込んで行くうえで、判断材料の一つになり得るでしょう。

診療圏の設定

診療圏調査を実施するにあたって、診療圏の設定が必要になります。 「診療圏」とは、設定した場所にクリニックを開業した場合、どの範囲から患者が来院するか、ということです。

同心円の距離又は車による到達時間の2通りがあり、地域特有の生活動線を把握しながら、設定していく必要があります。 同心円からの距離は、生活範囲の違いから、都心であれば500m~1km、郊外であれば3~6kmを目安に設定します。

公共交通機関の整備されている都心は徒歩や自転車で行動できる範囲、駅が遠かったり人口密度が低かったりする郊外では、車移動を主とする範囲が、生活範囲、診療圏となります。

診療圏調査で分かること

診療圏調査を実施するとその場所で開業したときの予測結果が得られます。

【来院患者予測】

設定した診療圏において、1日あたりにどれくらいの来院患者が見込まれるのか

診療圏調査で用いられる人口は夜間人口が一般的であり、都心などの就業地では夜間人口よりも昼間人口が多くなり、昼間人口を用いて算出することが推奨されている

【競合強度】

競合診療科において、最新の医療機器を備えていたり、ドクターの評判がよかったりと、均等に割り振れない指標のこと

医療設備、ドクターの評判以外にも、駐車場の有無や診療時間なども含まれる

【人口世帯特性】

都心は就業地イメージから現役世代、郊外は子育て世代、といった年代や世帯構成などを把握することで、診療のターゲット層の選定、ニーズに合致したコンセプト作りにつながる

まとめ

都心か、郊外か、開業を志して考えていく開業エリアの設定。 開業地の特性を理解し、診療ニーズと自らの開業ビジョンに合致したコンセプトを打ち出していくことが、開業成功への近道です。 診療圏調査はその一因を担うことができるでしょう。

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